洋食編:ちょっと差がつく西洋料理の基本マナー
人気のレストランは予約をしておこう
普段、ちょっと外食をしようと思ったときは、直接お店に出かけ、席が空いていれば入店できますが、格式のあるレストランや人気があるお店などは、予約を入れておく必要があります。予約をするときは、日時、人数、予算、集まりの主旨(お祝い、会合、パーティーなど)といった基本情報を伝えます。料理や飲み物についても相談しておくといいでしょう。当日のおすすめメニューやお料理の量なども聞いておけば、オーダーがスムーズに運びます。またカジュアルな服装はご遠慮くださいというお店もあるので確認を。レストランに到着したら、お店の人のエスコートにしたがって行動します。空いている席があるからといって、勝手にそこに座ったりするのはNG。コートなどの上着や手荷物は、クロークに預けておきます。着席のときは、サービス係が椅子を引いてくれますので、左側から(立つときも同じです)なるべく深く、ゆっくりと腰をおろしましょう。自分から座ったり、足を組んだりしないよう注意。女性のバッグは、椅子の下、腰と背もたれの間、ひざの上に。テーブルの上に置くのは厳禁です。着席後、テーブルに肘や頬づえをついたりするのは、絶対にやめましょう。
なお欧米はレディ・ファーストですので、男性がお店の人に声をかけたり、オーダーを取ったりするのが常識となっています。男性は積極的にリードするようにしましょう。
基本のテーブルセッティング
テーブルにずらりと並ぶカトラリー(ナイフ・フォーク・スプーン)。これを見ただけで憂鬱になる人がいるとかいないとか。カジュアルなレストランであれば、ナイフ・フォーク・スプーンは、それぞれひとつという形だったり、カトラリー類はバスケットに入れて提供されたりしますので、順番を気にせず、好きなものを使うことができます。高級レストランの場合は、メニューに応じてカトラリーを使い分けます。セッティングの基本的は、中央にお皿(お皿の上にナプキン)、その右側にナイフとスプーン、左側にフォークが並びます。お皿の右上にはグラス(シャンパングラス、赤ワイン・白ワイン用グラス、水用グラス)が、左上にはデザート・ナイフとパン用の皿およびバターナイフが置かれています。カトラリーは、外側から中央に向かって、使う順に並べられています。並べ替えはマナー違反。ただし左利きの人は、左手にナイフ、右手にフォークであっても構いません。ほとんどの場合、逆セットしてもらえますので、その旨を伝えておくといいでしょう。
カトラリー、ナプキンはどう使う?
(1)カトラリー:ナイフとフォークは、それぞれ背に人差し指を添えて軽く握ります。フォークで押さえて、ナイフで切り分け、切り分けた食材をフォークに刺して口に運ぶのが基本です。魚用ナイフは筆記具のように持って使います。スープ用スプーンは飲み終わったらお皿の向こう側に置きましょう。
フォークとナイフの置き方によって、食事中、食事終了を表すことができます。お皿の上に×印のように交差させ、八の字に置けばまだ食事中の合図。フォークは下向きにします。
お皿の料理を食べ終わったことを知らせる場合、ナイフとフォークをそろえてお皿の右端に、柄が右を向くように置きます。この時、フォークは上向きに。もしも、ナイフやフォークを落としてしまった場合は、自分では拾わず、サービス係を呼んで、新しいものをもらいましょう。
(2)ナプキン:ナプキンは二つ折り、または3分の1折り曲げて、輪の部分を手前にしてひざの上に置きます。広げるタイミングは、オーダーが終わった後から、最初の飲み物が運ばれてくるまでの間ぐらいがいいでしょう。お食事が運ばれてくる前には、広げておきましょう。襟元にかけるのはNGです(着物は胸元に挟んでも可)。食事中、口元や指を拭くときは、ナプキンの端をめくって、内側部分を使います。
食事中に中座するときは、ナプキンは椅子の上か、背もたれに軽くたたんで置きます。お店出るときも軽くたたんでテーブルの上へ置くか、または背もたれにかけます。このとき、きちんとたたんでしまうと、食事が美味しくなかったというサインになるので、気をつけましょう。
