洋食編:誰もがつまずく洋食マナーあれこれ
わからないことは、まず聞いてみよう
マナーに精通している人でも、完璧か?といえばそうではありません。通いなれたお店であれば問題ありませんが、初めていくお店だと多少の不安はあるものです。また、季節や期間でメニューが変わったり、お店のオリジナル料理が出たりする場合もあります。こういうとき、他のお客さんやサービス係の目を気にして、何もわからないまま注文したり、勝手な行動を取ってしまうと、メニューに食べられない食材が入っていたり、連れの人を不快にさせたりと、かえってトラブルの元になります。
わからないことがあったら、まずサービス係の人に相談することです。「知らないと足元を見られる」ということは全くありません。「聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥」。疑問はすっきり解決して、食事を楽しみましょう。
料理に合ったワインを選ぶコツ
ワインは赤・白・ロゼの3種類に分けられます。ワインに食事に合わせた流れがあって、ワインリストには、食前酒(アペリティフ。キールやシェリーなど)、シャンパン(シャンパーニュ。乾杯用の軽いもの)、白ワイン、ロゼワイン、赤ワイン、食後酒(ディジュスティフ。マール、カルヴァドス、ブランデx−など)などの銘柄や説明が書かれています。料理との基本の組み合わせ方
魚料理には白、肉料理には赤というのは、あくまでも原則。白ワインは軽くあっさりとした料理、赤ワインはソースがこってりとした重い料理が基本です。辛口のシャンパンは、どんな料理とも相性がよいです。
こちらもわからないことがあったら、まずはサービス係に訪ねましょう。中には「ソムリエ」(ワインの専門係。ワインの品質管理から品揃えまでに精通)がいるお店もあるので、気軽に相談しましょう。
知らないとNGな料理の食べ方
パンはまるかじり、串ものは串を持ったまま口に入れる。普段の食事では問題ありませんが、レストランとなるとそうもいきません。ちょっとしたマナーが必要になります。まずスープですが、手前からすくって口に入れます。もちろん音をたててはいけません。残り少なくなったら、皿の手前を左手で軽く持ち上げ、すくって飲みます。両手のついたブイヨンカップのスープも同様ですが、この場合は、少なくなったら片手で持ち上げて直接飲んでもかまいません。
パンはがぶっといきたいところですが、ひと口大にちぎって、バターをつけて食べましょう。お料理のソースにつけて食べるのは「ソースまで美味しかった」というサインになるので問題ありません。
次に魚料理ですが、骨付き魚は骨をはがして食べましょう。ナイフを寝かすようにして身と骨を離すのがコツです。フォークで頭の部分を押さえ、骨に沿って左から右へナイフを入れ、上身をそぎとりフォークで食べます。上身を食べ終えたら、頭と尾をナイフで切り離し、皿の向こう側にまとめておきます。中骨も、ナイフで下からはがしとって、あとは一口ずつナイフとフォークで食べます。魚は裏返して食べないのが原則です。小骨は口もとをナプキンでかくしてとるようにしましょう。
魚介のグラタンなどは、右手にフォークを持ってそのまま食べてもかまいません。
次は肉料理です。まずはステーキですが、最初にソースをかけます。直接かけてかまいません。よくステーキを最初から細切れにする人がいますが、マナー違反です。肉の左から食べられる量を切って口に入れます。というのも、最初に小さく切ってしまうと風味が落ち、美味しい肉汁が全部でてしまいますので注意しましょう。ステーキに限らず、料埋は左端をフォークで押さえ、ナイフで一口分ずつ切ってそのつど食べるようにします。串焼きなどの串料理は、ナプキンで串を持ち、フォークで全部外してからいただきます。そのまま口に持っていくのはお行儀よくありません。骨付き肉も、手で持ってかぶりつくのはNG。骨に沿ってナイフを入れて外し、そのあとカットしてから食べます。
料理全般にいえることですが、濃いソースは料理に直接かけないで食べます。お皿の空いたところに取り、食べる分だけソースにつけていただきましょう。なお、さらりとした薄いソースは料理に直接かけてもかまいません。
